たこの思い出
僕が「凧に携帯電話を括りつけて、動画を撮ろう」などとふざけたことを言い始め、友達の使ってない古い携帯電話を発掘、500円の安物凧に括りつけて動画を撮影した。凧は走り回らないと重さで落ちてくるので、数人で凧をバトンタッチしてグラウンドをひたすら走り回ることになった。結果としてとれた映像は、B級映画で街が襲われている時のような、地面がやたら揺れている不明瞭な映像で、奥の方に走り回っている凧担当が写っていた。音は風切音でうるさかった。その後映像データ、携帯ともに行方不明になった。