これまで使っていたAcerのAspire5520は、何故かその性能が出なくなっていて、すぐに発熱によるクロックダウンが起きてしまって使いづらくなっていた。
(後になって、劣悪な環境下で動かし続けた結果、ヒートシンクにフェルト状に積もったホコリのせいだと判明したが。。。)
VAIO XをPC Watchだかなんかで見て一目惚れした。
当時そろそろブームも終わりかけていたネットブックは、分厚くて、ダサくて、持ち歩くのが嫌だなぁ、という感じだった。
でもVAIO Xはカラーリングもそこそこあったし、見た目も悪くなかった。
特に、あの薄さと軽さに惹かれた。あれはなんというか、男心にグッと来た。
当時、MacBook Airが登場していたのだけど、あのくさび形フォルムがあまり好きじゃない。VAIO Xはフルフラットで、ほぼ均等の分厚さというのも男気を感じた。
そんなわけで、バイト頑張ってお金をためて、一括払いでVAIO Xを買った。
今にして思えば、あんなスペックのPCに10万円以上払うのは気が狂っているのだけど、その後2年近く同じ薄さのPCが出てこなかったので、あれは当時の最先端技術だったんだろう。
購入当初は使っていて非常に快適だったが、半年ちかく経ってくると限界が見えてきた。
登場時の技術の最先端だったが、あの頃は技術の過渡期で、すぐに陳腐化してしまった。
SSDも今あるM.2コネクタなどと比べれば全然遅いし、CPUもクロック数の割に非力だった。
特につらかったのがメモリ容量で、2GBしか搭載されていなかったので、やりくりに苦労した。
極めつけはIntelのオンボードGPUのGMA500。これがLinux環境のみならずWindowsでも役に立たないという残念っぷりで、涙を流した。
それからしばらくしてiMacを購入したりはしたが、持ち歩き用PCとしてVAIO Xは活用された。
その座をVAIO Pro red editionに引き渡すまで現役で活用された。
VAIO Proも気に入ってるんだけど、やっぱあの薄さがいいんだよなぁ・・・。
今も動くんだけど、2014年10月に徳島に持って行ったときにうっかり液晶を圧迫してしまって、液晶パネルの一部が潰れてしまった。
それでもまだ動くので、大事に使っていきたいと思う。