そもそもキーボードは使えればなんでもいい、と思っていた自分にとって手にあれほど負担がかかったキーボードはこれまで体験したことなかった。思えば、親のMac(まだPower Macintoshとか呼ばれてた頃のマシン)についていたキーボードはFILCOのメカニカルキーボードだった気がするし、そのあとに使っていたThinkpad x20は非常に打ちやすいキーボードだった。そこからPowerPCからx86に乗換えというタイミングでなんとなくiMac G5を買っちゃったのだけど、画面の大きさの感動とともにキーボードを打ったときのがっかり感がいまだに手に残っている。
スコスコという擬音があてはまりそうな打鍵感、入力したときに時々ひっかかってイラッとする感覚。これはいけない。そもそも過去に腱鞘炎を患ったので人一倍気をつかっていたのだけど、キーボードのだめさというはあまり関心を払ってなかった。ただあまりホイホイ新しいキーボードを買える資金力はなかったので、約1年ぐらいだましだましつかっていたのであった。
その後就職のタイミングでiMac G5を実家に残したままとなり、新に購入したMacBookがメイン機となった。パンタグラフ式のぺたぺたした感触はその時の自分にはよくあっていて大分手首の調子もよかったと思う。MacBook Proに買い換えるさいにはiMac G5は某ショップにドナドナされていったが、もちろんあのキーボードもいっしょに……