ドライブベイという仕組みがあり、左右2つのベイにバッテリー、フロッピーディスク、CDドライブなどのモジュールを自由に組み合わせて入れることができた。CDを付けない代わりにデュアルバッテリーにする等のユースケースがあったようだが、自分は無意味に着脱してかっこよさを楽しんでいた。
トップカバーを入れ替えておしゃれにカスタマイズできる仕様で、漆塗りのカバーが2万円で売られていたりして憧れていた。メモリを増やしたりPowerPC G3にアップグレードしたりして、末永く使えるマシンだった。
買ってから数年経ったある朝、猫がキーボードの上にゲロを吐いた。遅刻ギリギリだったので、気になりながらも見捨てて家を出た。帰宅してから分解すると、ゲロは内部の基盤まで達していた。数日後にPowerBookは動かなくなった。
(画像はWikipdiaより http://en.wikipedia.org/wiki/PowerBook_1400)