厳密にはまだ捨ててないので,供養するとまずい.
前に付き合ってた人にもらった記憶がある.
それ自体に思い出はあまり存在してなくて,
特に思い出がないということが思い出なのかもしれない.
悲しい話をすると,
人からものをもらって最高に喜ぶってことは実はあまりなくて,
その人が自分を気にかけてくれていたんだという意外性と,
その気にかけ方の質だけが喜びの根源な気がする.
親には金銭と教育で愛情を注いでもらったので,
プレゼントをもらって正常な判断ができるほど,喜び方を知らないのかもしれない.
当時の友人に,
「お前は装飾品を貢ぎものから揃えたんだな」と言われて,
確かにという気になった.
当時の友人は,生きているかは知らない.生きてるかなー.
そろそろ壊れかけてきていて,
そろそろ買わないとなと,2ヶ月前に百貨店で紳士向け財布売り場を覗いたっきり,
それでも「今にまさるものなし」という気持ちで買えずにいる.